加圧トレーニングは医学界でも注目されています。これは、ごく軽い負荷でも運動の効果が上がるため、高齢者の運動に適しているからです。
成長ホルモンは骨の再生にも関与しており、骨粗鬆症の予防にも効果があるといわれています。
同じ理由からスポーツ等のケガによるリハビリにも取り入れられ、成果を上げています。成長ホルモンが大量分泌されるということは、細胞分裂等にも好影響を及ぼし、ケガの予後に良い影響を与えるのです。
ケガ以外にも医療面では、脳卒中・脳梗塞等の後遺症の改善のために、加圧トレーニングを取り入れることがあるようです。
これは、加圧によって、血流がよくなることなることと、軽い負荷で筋力がアップすることの相乗効果があると考えられているからです。
血管自体も鍛えられ、血液が流れていなかった血管にも血液が流れるようになることも、症状の改善のために良い影響を及ぼします。なるべく早い段階のリハビリが効果的だといわれていますが、時間が経ってからでも症状が軽くなることが多いようです。早い時期のトレーニング開始だと、劇的に後遺症が回復したという例もあります。寝たきりでも行える軽い運動もあり、歩けるまでになることもあります。
ただし、これらの病気の場合、医師や理学療法士の了解のもとで運動を行う必要がありますから、くれぐれも無理はせず、適切なトレーニングを行うことが前提となります。また、成長ホルモンの分泌がインスリン様成長因子-1を促し、血糖値を下げるのではないかと考えられていて、現在、研究が進められています。
ですが、薬を服用している方や、慢性の病気を持っている人が加圧トレーニングする場合は、注意が必要。血流を制限することによって、高血圧やその他、いろいろな症状が出てしまう可能性があるんです。リハビリとしての加圧トレーニングは、専門家に相談して行いましょうね。